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SUCH

イラストでちょっとひと休み

自分だけは自分の絵を好きでいてほしい

自己紹介、思うこと

悩み続けた「絵作り」

こんにちは。

今日は、画風について葛藤した経験を描きたいと思います。

 

 その前に、この文章を見て不快に思われる方も、もしかしたらいるかもしれませんので、その場合はもう途中で飛ばしてくださって大丈夫です(>_<)。完全な自己満足で描いておりますので、ご了承ください<m(__)m>

 

 

小さいころ

画風や絵作りって、未だにわからないのですが、皆さんはどう考えますか。

私は小さいころからずっと絵が好きでした!

 

私には勉強のできる姉がいて、姉ほど勉強がずば抜けてできるわけじゃなかったし、人付き合いも当時好きでは無かったです。

 

ですが絵やポスターを描いて賞を貰うことが多かったので、絵を描くことで唯一人に認めてもらえてるような気がしていました。

 

絵を描くことが私にとって唯一わくわくできる時間でした。

絵を描くことを取ったら自分には何が残るんだろうと思っていたくらいです。

 

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予備校での経験

私はもう10年ほど前になります。

ある美術系の大学に行きたくて、高校1年生から美大受験の予備校でデッサン等勉強することにしました。

 

そして中学生から少し油絵を親しんでいたので、油絵科を受験することに決めました。

私は当時写実の絵を描くのが好きでした。

 

しかし高校三年生の受験が近づいたころから、「絵作り」というものを予備校で意識し始め、

デッサンっぽい絵から絵画として絵を成り立たせるための勉強に入りました。

 

私は絵作りということがピンと来なくて、

「もっと想像力を掻き立てる絵にしなさい」とか

「この大学はこういう感じの絵が受かる」と言われるのですが、

それがなかなかできませんでした。

 

(私は金銭の関係で私大は受験できず、一校に絞って受験をしたのですが、私の行きたい大学は、同じ画風の学生はとらない傾向にあり、当時奇抜な画風が流行っておりました。)

 

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受験で感じた葛藤

画集をもっと見なさいとか、この絵の真似をしなさいとかよく言われて、画集のコピーなんかを大量に渡されたりしたのですが、

 

私の好きな画風でもないし、

これが果たして本当に私の絵なんだろうか、

たとえこれで受かったとしても、これは私自身なのだろうかと、

さんざん悩みました。

 

もちろん、完全な無から有は生まれないし、

自分が見たり感じてきた好きなものの集大成が自分の画風になるので、

好きなもののマネから入ることは大切なことだとは思います。

 

ただ、あまり好きになれないような画風を無理やりにマネして受かることに疑問を感じました。

 

今思うと当時の私が好きな絵は、自分の想像する世界をキャンバスに描くというより、

見たものをそのまま観察して描くことが好きだっただけなんです。

 

しかしここは予備校だから、と割り切って、自分の心に嘘をついて、描きたくない好きになれない絵を何枚も描きました。

 

現役で受からないと両親にも迷惑がかかるし、先生の言うことをひたすら素直に聞いていれば受かると信じました。

気持ちがボロボロになって眠れなくなっても、とにかく先生の言うとおりに。

「こういうのどう?」と言われたら、受かるために、

自分の気持ちを無視して、立ち向かい、その通りに描くように頑張りました。

 

結果、二次試験で私は落ちました。

 

こんなに頑張ったのに、言うことを聞いていたのになんでと、ショックで私は頭をハンマーで殴られたような気持ちでした。

 

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本当はただ純粋に好きなものを作っていきたかっただけ

でも今思うと当たり前のことだったと思います。

本当はきっと、受かりたくなかったんです。

 

なぜなら、自分が本当に描きたいような絵を描いていなかったからです。

こんな自分で受かってもきっとこの先絵を描き続けられない、これは私じゃない!という気持ちが強かったからです。

 

ですので受かった後のことがまったく想像できませんでした。

 

そして、自分自身が楽しんで描いていなかったため、

そんな絵は誰が見てもわくわくしたり感動できるはずがなかったんです。

(それでも受験のためだと、喜びを持って割り切れる人は良いんだと思います。何が良いとか悪いとかではなく、私にはただ単に合わなかったんだと思います)

 

もっと、写実っぽい絵でいきたいという自分を押し通せば良かったのに、評価ばかり気にしてしまった。

 

あとはまあ、いろいろ考えすぎましたね~(笑)(;^_^A

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それからの私は、自分の絵について悩みに悩み、夜も眠れなくなり、心療内科に通うようになりました。

毎日毎日心が重かったです。毎日泣きました。

 

そしてあんなに好きだった絵を描くことが大っ嫌いになり、描くことが怖くなり、自身も持てなくなり、

それ以降絵を完成させられなくなることがだんだん増えていきました。

(最終的には絵を完成させられなくなりました)

 

それともう一つ考えたことは、

「こんなに無理やり絵作りさせられて受かる人がたくさんいるなら、そんな大学って、なんなんだ」

と思ってしまったことです。

 

もちろん本当に描きたい絵を描いて受かる方もたくさんいると思いますが、

「受かるための絵を描けた人」が受かる。

「教授に好かれる絵を描ける人」が受かる。

そんな大学ってなんなんだって、私はずっと考えました。

 

お金を貰うために職業として絵を描くなら、相手の望むものを描くのは分かります。

 

けどここは、

「自分の絵を勉強しに行くための場所」だ

「人に媚びる意味はあるのか」と。

 

努力の方向性がよく分からないとも思いました。

 

そこで私は、この大学を受験することは、私にとって有益なことは無いなと思い、受験をやめることを決意しました。

 

それでも美術への興味はまだ捨てきれなかったので、その後私は別な美術の学校で、全く別な分野(デザイン系)を勉強しました。

しかしその後も、クリエイティブなことを職業にすることはなく(したくなかった)、

美術への興味も無くなり、美術館へも全く行かなくなり、

筆を取ることはなくなりました。

 

部屋にあった絵の具やイーゼル、オイルなど、今も埃をかぶったままです。

 

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最後にキャンバスに向かってから約7年

それから いわゆる絵画というものは、もう7年くらい描いていませんでしたが、

チラシにらくがきとかはたま~にやっていました。

 

やっぱり描くこと自体は体がしたがっていたんだなとも思います。

家族が知り合いが私の絵を見て笑ってくれるとすごく嬉しかったです。

 

そして上記の記憶がだんだん薄れてきて遠い過去になりつつある今、

また色を塗りたいな~とか、描きたいな~っていう衝動が最近近少しづつ湧いてくるようになりました。

(しかしいまだにキャンバスには向かう勇気はまだ無いです。ラインブラシやファイヤアルパカみたいなデジタルのツールで描くか、らくがき程度ですが…)

 

らくがきみたいなのしか描いていませんが、最近少しずつ、誰の目も気にせず描いているうちに、

「やっぱり描くのが好きなんだ‼」

と強く感じるようになりました。

 

そんな今の自分の状況を自分でもけっこう嬉しく感じています。

 

 やっぱり絵が好きなんだ、描きたいんだと分かった今、

家族や知り合いが私の絵を見て楽しんでくれるうちに、

「もっとたくさんの人を楽しませたい」と思うようになってきました。

 

そこで、もっと自分の絵をいろんな人に見てもらう機会が欲しいと思って最初に始めたのがこのブログです。

 

画風については今も悩み中です。

自分の画風なんていまだに分かりません。

写実は昔より全然好きじゃありません。むしろ写実から抜け出したい。

好きな色もたくさんあります。

このブログなどで自分の好きなように絵を描いていく中で探せたらいいなと思っています。

 

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受かるより大事だったこと

あの時の経験があって良かったなとも、今になってですが思います。

 

どうすれば絵が嫌いになってしまうか、

好きだったことを嫌いになったらどれほど辛く無力感を感じるのか、

身をもって分かったからです。

 

今よりもっと絵を描くことが好きになれるまで、ゆっくり、そっと自分を見守りたいと思います。

 

そして、もし今美大受験をされている方がいたら、

油絵なんかをされている方は、特に絵作りや画風とかで悩むと思うんですけど、

自分の好きな絵や好きな感じを、だれに何と言われようと突き通して、自分だけは自分の絵を好きでいてほしいです。

 

人の評価を気にするより、それを極めることが、最終的に成功する一番の近道だと思います。

 

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文頭にも書きましたが、美大受験にはいろんな考え方があると思います。もし気分を悪くされた方はごめんなさい。

 

★オリジナル絵本を描きました(*^^*)こちらからご覧いただけます。

such.hatenablog.jp

 

お読みいただき、ありがとうございました<m(__)m>